人と同じように、魚にも睡眠が必要です。
しかし、睡眠の取り方は魚によって異なります。
主に3パターンに分かれており、本記事ではこちらを紹介していきます。
ユニークなものから、生存戦略に沿ったものまで様々なので、魚好きや釣り好きには必見ですよ。
1パターン目:昼に活動して、夜に睡眠を取る
まず紹介するのは、昼に活動して、夜に睡眠を取るパターン。
有名な魚でこれに当てはまるのは、タイ・アジ・コイなどで、該当する魚が最も多い眠り方です。
このパターンは「昼行性」ということもでき、夜は岩かげや砂などに隠れながら睡眠を取り、朝日が出始めると活動を開始します。
人と同じく明るい時間帯に活動するため、釣り人にとって狙われることが多くなります。
2パターン目:夜に活動して、昼に睡眠を取る
次に紹介するのは、夜に活動して、昼に睡眠を取るパターンです。
これに当てはまる有名な魚が、ウナギ・アナゴ・ヒラメ・カレイなど。
こちらは夜行性と言い換えることもでき、昼間は岩かげや砂に隠れて睡眠を取ります。
夜行性の習性を持つ魚は肉食が多く、夜に魚(エサ)が眠っている隙を狙って捕食します。
3パターン目:泳ぎながら睡眠を取る
最後に紹介するのは、何ともユニークな泳ぎながら睡眠を取るパターンです。
こちらに当てはまるのはマグロやカツオなどの大型回遊魚や、サバやイワシなどの小型回遊魚。
多くの魚はエラを開閉させて酸素を取り込む「エラ呼吸」ができます。
しかし、マグロやカツオはエラを開閉させることができないためエラ呼吸ができません。
そのため、口を開いて泳ぐことで水と酸素をエラに送り込む「ラムジュート換水法」という呼吸をしています。
泳いでいないと酸素を取り込むことができないということは、泳ぐのを辞めたら窒息死してしまう。
そのため、寝ている間も泳ぎ続ける必要があるのです。
魚は寝る時に瞼を閉じない?
ほとんどの魚にはまぶたがなく、はたから見ると寝ているのか起きているのか判断が難しいです。
そのため、まぶたがある魚が珍しくなってくるのですが、フグにはまぶたが存在し寝ている様子は何とも愛らしく見えます。
逆にまぶたを閉じずに寝られる魚はすごいですね。人ではなかなかできない眠り方です。
主な睡眠の取り方は3パターン
①昼に活動して、夜に睡眠を取るパターン
②夜に活動して、昼に睡眠を取るパターン
③泳ぎながら睡眠を取るパターン