【ブリ・ヒラマサ・カンパチの違い】見分け方・旬・味・値段を解説

ブリ御三家 雑学
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ブリ・ヒラマサ・カンパチはとても見た目が似ています。

なのでこれらをまとめて「ブリ御三家」といいますが、それぞれの違いはご存知でしょうか?

本記事では似ている三種の違いを、見分け方・旬・味・値段の4点から解説します。

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ブリ御三家の違い【見分け方】

まずはそれぞれの見た目の特徴について解説していきます。

ブリの見分け方

ブリ

ブリはブリ御三家の代表格なので、三者を見分ける際の基準となります。

1つ目の見分けるポイントは黄色いラインです。

ブリは大型の青魚に該当するので上部と下部が青色と白色でくっきり分かれており、その境界線に黄色いラインがあります。

この黄色いラインは少し胸ヒレから離れているのも特徴で、後述するヒラマサとの違いを見分ける際に重要になるのでおさえておきましょう。

2つ目の見分けるポイントは全体的に丸みを帯びた体である点です。

ブリ御三家の中でも、ブリは比較的丸いシルエットをしているので分かりやすいかもしれません。

ヒラマサの見分け方

ヒラマサ
https://suinaka.info/fishguide/hiramasa.html

ヒラマサはブリに見た目がそっくりで間違えることが非常に多いので、ブリとの違いを明確にしていきます。

ヒラマサにもブリと同じく体に黄色いラインがありますが、ブリとの違いはその黄色いラインが胸ヒレにくっついている点で、こちらが1つ目の見分けるポイントです。ブリの黄色いラインは胸ヒレと離れているので、まずこちらで見分けることが可能です。

2つ目の見分けるポイントがブリと比べて全体的に平たい体をしている点です。

ブリと迷った際は、平たいシルエットの方がヒラマサと覚えておきましょう。

カンパチの見分け方

カンパチ

カンパチはブリ・ヒラマサと違い、一目で見分けることができます。

1つ目の見分けるポイントは体全体が黄色い色をしている点です。カンパチは目から尾にかけて、茶色に近い黄色をしているのですぐ分かるかと思います。

2つ目の見分けるポイントは口→目→背ビレにかけて黒いラインがある点です。この特徴はカンパチの名前の由来になったもので、頭を上からみたら漢字の「八」に似ていることから、間八と名前が付けられました。

この2点を抑えれば、ブリ・ヒラマサとの違いは明確になるかと思います。

見分け方の違いまとめ

他にも「ブリは口の横の角が尖っているのに対して、ヒラマサとカンパチは丸い」などの違いもありますが、こちらは見分けるのが少し困難です。

以下の違いさえ理解しておけば問題なく見分けられるので、ポイントをおさえておきましょう。

ブリ:黄色いラインと胸ヒレが離れている、全体的に丸みを帯びている
ヒラマサ:黄色いラインと胸ビレが重なっている、全体的に平たい
カンパチ:全体的に黄色い体、口→目→背ビレにかけて黒いラインがある

 

ブリ御三家の違い【旬】

旬のブリ釣り

次に、それぞれの旬の違いについて解説していきます。

ブリの旬

ブリの旬は12月~2月の寒い冬に該当します。

ブリはエサを求めて広い範囲を泳いで渡る回遊魚です。

春から秋にかけて北海道の方向に向けて北上していき、冬の時期が近くなると南下を始めます。

そのため、冬に南下を始める際にはエサをたくさん食べて育った状態になっているので、豊富な脂を身に付けています。

こちらの理由から、ブリは冬が旬とされています。

ヒラマサの旬

ヒラマサの旬は初夏~夏にあたる5月下旬~9月上旬とされています。

この時期にヒラマサの漁獲量が増えることから旬だといわれていますが、一方で産卵期前にあたる冬が旬だとされることもあります。

ですが一般的には初夏~夏がヒラマサの旬と認識して問題ありません。

カンパチの旬

カンパチは通年を通して漁獲され、季節によって味の変化がないと言われています。

ですが、夏から秋にかけてカンパチの漁獲量が増えることから、旬は6月~10月頃とされています。

他にも、冬が旬のブリと夏が旬のヒラマサの間の時期がカンパチの旬と言われることもあります。

旬の違いまとめ

旬の時期はシンプルに、夏がヒラマサで冬がブリ、その間がカンパチと覚えましょう。

ブリ:冬(11月~2月)
ヒラマサ:初夏~夏(5月下旬~9月上旬)
カンパチ:夏~秋(6月~10月頃) or ブリとヒラマサの旬の間

 

ブリ御三家の違い【味】

ブリの刺身

次に、それぞれの味の違いについて解説します。

ブリの味

ブリの味の特徴は豊富な脂にあります。

特に産卵前のエサを豊富に食べた冬のブリは、口に入れた瞬間に溶けてしまうほどです。

ブリ御三家の中でも、脂のノリは群を抜いているといえるでしょう。

ヒラマサの味

ヒラマサの味はブリよりも脂が少なくあっさりとしています。

また、歯ごたえがありコリコリとした食感を楽しめるのもヒラマサの特徴。

見た目はブリとそっくりですが、食べ比べてみるとまったく別の魚だと分かります。

カンパチの味

カンパチの味はあっさりとしている点やコリコリとした食感である点が、どちらかというとブリよりもヒラマサに似ています。

ヒラマサと比較するとカンパチの方が少し淡泊ではありますが、そこまで大きな違いはないといえるでしょう。

味の違いまとめ

ブリが脂が豊富で、ヒラマサとカンパチはあっさりとしています。分かりやすいですね。

ブリ:脂が豊富、口に入れたら溶けるような食感
ヒラマサ:あっさり、コリコリした触感
カンパチ:あっさり、コリコリした触感、ヒラマサよりも淡泊

 

ブリ御三家の違い【値段】

高価格寿司屋

最後に、それぞれの値段・価格帯について解説します。

こちらの説明をするうえで気を付けるべきことが、値段は時期や産地によって異なるという点です。

基本的に魚は旬の時期になると人気が高まり値段も上がります。また、「氷見ぶり」や「海の桜勘」などブランドによっては通常の何倍も値が付くことも少なくありません。

それを踏まえた上で、ざっくりとした価格帯を高い順に並べると【ヒラマサ>カンパチ>ブリ】となります。

この順番の根拠は市場に出回る量の違いです。

市場原理に則ると、供給量が多ければ安く、供給量が少なければ高くなるのが一般的です。

したがって、ブリは漁獲量が多いのでその分平均の価格帯は安くなります。

対してヒラマサは、ブリの1割ほどの漁獲量しかないので、その分高級魚として高価格で取引されることになります。

なのでブリ御三家を見かける場所は、ブリはスーパーなど多くの場所で目にしますが、ヒラマサやカンパチは高級寿司屋や鮮魚店などでしか基本的に目にすることがありません

まとめると、ブランドや旬を度外視した平均的な価格帯は、ヒラマサが最も高くてブリは比較的安いということになります。

ブリ御三家の共通点

ここまでブリ・ヒラマサ・カンパチの違いを挙げてきましたが、最後に共通点を紹介します。

ブリ御三家の共通点は、いずれもスズキ目アジ科ブリ属に該当することです。

「こんなにも似ているのは詳細な分類が同じだから」ということでご納得いただけるのではないでしょうか。

 

ざっくりポイント
◯ブリ御三家の違い【見分け方】
・ブリ:黄色いラインと胸ヒレが離れている、全体的に丸みを帯びている
・ヒラマサ:黄色いラインと胸ビレが重なっている、全体的に平たい
・カンパチ:全体的に黄色い体、口→目→背ビレにかけて黒いラインがある
◯ブリ御三家の違い【旬】
・ブリ:冬(11月~2月)
・ヒラマサ:初夏~夏(5月下旬~9月上旬)
・カンパチ:夏~秋(6月~10月頃) or ブリとヒラマサの旬の間
◯ブリ御三家の違い【味】
・ブリ:脂が豊富、口に入れたら溶けるような食感
・ヒラマサ:あっさり、コリコリした触感
・カンパチ:あっさり、コリコリした触感、ヒラマサよりも淡泊
◯ブリ御三家の違い【値段】
ざっくりとした価格帯を高い順に並べると【ヒラマサ>カンパチ>ブリ】となる
◯ブリ御三家の共通点は、いずれもスズキ目アジ科ブリ属に該当する点
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