【おすすめ】猫の健康を考えた二大食材がチキンとサーモン(鮭)である理由とは?

猫と飼い主 魚と猫
この記事は約11分で読めます。

猫にとっての一番の幸せ、それは食べることです。

美味しいものを食べている時間が、寝ることや遊ぶことよりも、はるかに至福を感じられます。

とはいえ、何でも食べさせて良いわけではありません。猫の健康を維持しつつ幸せを追及するためには、猫に適した食材が求められます。とりわけ「魚」には要注意であり、最もおすすめしたいのはチキン(鶏肉)とサーモン(鮭)です。

本記事では、
①なぜ魚は要注意なのか
②なぜ「チキン」と「サーモン」がおすすめなのか
について徹底的に解説を進めます。

食べることが大好きな、大切な猫ちゃんのため。ぜひ最後までご覧ください。

※筆者も家猫3匹(保護猫)と地域猫10匹を世話しており、猫が大好きです。一言一句から溢れ出る熱量をお許しください。

この記事がおすすめの方

・猫に「魚」ではなく「チキン」や「サーモン」を食べさせるべき理由を知りたい方
・猫の健康を維持しつつ幸せを最大限追及する方法を知りたい方

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【究極の選択】猫が喜ぶのは肉?魚?

餌を食べる猫

猫の好物といえば、牛肉・鶏肉などの「肉」、またはマグロ・カツオなどの「魚」が真っ先に思い付きますよね。

この2つを並べた時に、猫が本当に喜ぶのはどちらだと思いますか? 少し考えてみましょう。

………

この質問、日本人であれば、多くの方が「猫は魚の方が喜ぶ」と答えたのではないでしょうか。「お魚加えたドラ猫」という国民的な歌もあるくらいなので、日本では「猫=魚」というイメージは定着していますよね。

なぜ日本で「猫は魚好き」と定着したのか?

ですが、日本以外の国に目を向けると「猫は肉が好き」と考えるのが一般的です。「猫といえば魚」と連想するのは日本人だけということをご存知でしたか。

このイメージは、魚食文化が発展した江戸時代、将軍徳川綱吉が制定した『生類憐みの令』によって国内に猫が急増し、ありふれていた魚を猫が主食としていたことから定着したとされています。

これが、猫の好物を日本人が口を揃えて「魚」というようになった背景です。

猫に魚を食べさせるのはリスクが伴う

つまり「猫は魚が好き」というのは、「魚食文化」を有していた日本人が勝手に思い込んで生み出したイメージにすぎません。そもそも猫は水が苦手です。海や川に生息している魚を狩りの対象とするのは、本能的ではありません。

猫にとって”魚を食べること”は、しばしばリスクを伴います。このことを知らずに、勝手に作り出したイメージに従って魚を頻繁・大量に与えている場合は、すぐにやめるようにしましょう。

猫が魚を食べることは、主に「イエローファット」「チアミン欠乏症」というリスクが伴います。詳細に見ていきます。

イエローファット(黄色脂肪腫)を発症する恐れがある

イエローファットとは、猫が発症することの多い病気の1つで、過度の栄養の偏りにより腹部や胸部の脂肪が変化し、炎症や硬いしこりを生じます

「不飽和脂肪酸」の過剰摂取により発症することが多いとされており、多く含むのがまさに魚です。例えば多くの魚に含まれてるDHA・EPAは「不飽和脂肪酸」の一種です。適量であれば健康に良いですが、多く含まれている青魚は、絶対に猫に食べさせてはいけません。

イエローファットは大きな痛みが生じます。大切な猫ちゃんのため、注意を払いましょう。

チアミン欠乏症を発症する恐れがある

チアミン欠乏症とは、猫に多い病気の1種で、体内のビタミンB1が枯渇することで発症します。猫は体内にビタミンを蓄積しておける量が少ない反面、多くのビタミンを必要とするため、発症確率が犬と比較しても非常に高いです。

猫の体内ビタミンB1の枯渇は、多くの場合「チアミナーゼ」の摂取によるものです。チアミナーゼは体内のビタミンB1を分解させ、ビタミンB1不足に繋がります。

このチアミナーゼが多く含まれているのが「魚」です。マグロやカツオをはじめ、イカ・タコ・エビ・カニなどの海産物がチアミナーゼを豊富に含んでいます。

加熱処理することで不活性化するため、焼く・茹でるなどの処理をすれば問題ありませんが、知らずに生のまま食べさせているケースも少なくありません。発症すると運動障害や神経症状が起こる病気です。辛い思いをさせないためにも、十分な注意を払ってください。

猫の健康を考えたおすすめ二大食材

猫の幸せである”食べること”にリスクを伴うのは、とてもかわいそうです。その点では「魚」は少量であればよいとされますが、できるだけ避けておくのが無難といえます。

猫にとって健康的かつ美味しい食材、それは「チキン」「サーモン」です。当サイトではこの2つを、猫の健康に最も適した「二大食材」と呼んでいます。

毎日食べるキャットフード、人の食事中にすり寄ってきた際に少量あげる固形、猫用おやつなどは、できるだけこの二大食材であることが理想的です。その理由について触れていきます。

チキン(鶏肉)

チキン

猫は陸上動物であるため、肉類が大好物です。多くの猫が好んで食べることでしょう。

肉の中でも、猫には「チキン」が最もおすすめです。豚肉は寄生虫がいる可能性が高い、脂身が多いという点がデメリットとなります。牛肉は有害な菌が少ないため生でも食べられますが、脂身が多い部位が多いため、完全に健康的とは言い難いです。

その点、鶏肉、とりわけ「ささみ」と「むね」部位は、脂質とカロリーが非常に低くとってもヘルシーです。また、たんぱく質やミネラルの一種「リン」も豊富なので、良いこと尽くしといえます。肉が大好きな猫に与える際には、牛肉や豚肉よりも、鶏肉のささみとむねを選びましょう。

ただしチキンにも注意点があります。

①菌が潜んでいる可能性があるので、必ず火は通すようにしましょう。油をしいて焼くのではなく、茹でるのがおすすめです。醤油やタレなどで味付けも厳禁です。

②アレルギーにも注意しましょう。どんな食べ物にもアレルギーのリスクがあり、鶏肉アレルギーの可能性も否定できません。まずは少量から食べさせてあげるようにしてください。

サーモン(鮭)

サーモン

「チキンもいいけど、我が家の猫は魚が好き」というご家庭も少なくありません。その場合には、サーモンが適しています。

サーモンは魚だからよくないのでは?

…いいえ、魚の中でも、唯一サーモンは猫にとっておすすめです。

オレンジ色の身をしているサーモンですが、実は白身魚ということをご存知ですか。身を赤くしている色素は「アスタキサンチン」といい、こちらは体内の有害な活性酸素を除去する働きをし、疲労回復やがん予防といった、猫の健康維持を促進する効果を有します。また美肌にも良いとされており、女の子の猫ちゃんにとっても嬉しいですね。この万能ともいえる「アスタキサンチン」は、他の多くの魚には含まれていませんが、サーモンにはたっぷり含まれています

またDHA・EPAも適量に含まれており、高血圧予防にも繋がります。青魚ほど多量に含まれていないので、ほどよく健康に良い量といえるでしょう。ビタミン類も多く含んでおり、ビタミンB1が枯渇しやすい猫の「チアミン欠乏症」を予防する効果も期待できます。

ただし注意点があります。

①寄生虫が潜んでいる可能性があるので、必ず火は通すようにしましょう。「刺身用」で売られているサーモンであればそのリスクはぐっと低くなりますが、火を通せば安心です。焼く場合は油を使用しないよう意識してください。

②小骨も含めて骨は全て取り除いてあげましょう。

③アレルギーに注意しましょう。チキンと同様に、鮭アレルギーの可能性は避けられません。初めて食べさせてあげる際には少量から、与えたあとは経過観察をしてあげましょう。

④塩焼きしたもの、鮭フレーク、鮭とばなど、味付けをしたサーモン・鮭はNGです。

二大食材を原料とする高品質なキャットフード3選

「チキン」と「サーモン」をふんだんに活用した理想のキャットフード…なかなか見つからないものです。

そこで、猫好き管理人が選ぶ、二大食材を原料とする質の高いキャットフードを3点紹介します。

「カナガンキャットフード」 チキン&サーモン(ウェット)

当商品は、二大食材であるチキンとサーモンを主原料とするウェットタイプのキャットフードです。

全猫種・全年齢の猫ちゃんに与えても良く、主食としてもおすすめ。穀物不使用のグレインフリーに加えて、香料・着色料も不使用で、美味しさと健康を最大限追求した理想の食べ物といえます。

1缶が食べきりサイズなので、鮮度の維持にも長けています。通常の食事は食べ慣れたキャットフードを、数日に一度は当商品で栄養を追求、という使い分けも良さそうです。

定期コースを選べば最大20%OFFで購入も可能。家計にも優しいですね。

こんな飼い主様・猫ちゃんにおすすめ!
・栄養バランスが良く健康的な食事をさせたい
・ウェットタイプで食事と同時に水分をとらせたい
・獣医師など専門家からのお墨付きがあれば安心
・数回に一度ウェットを食べさせてあげたい
・なにより食事を美味しく楽しんでほしい

▼詳細はこちら
グルメなネコちゃんも大満足!水分たっぷり×栄養ばっちり『カナガンキャットフード ウェット』

「ジャガーキャットフード」(ドライ)

ジャガーキャットフードは、チキン&鴨の生肉と、アスタキサンチンが豊富なサーモンといった、動物性原材料が80%以上を占める、高たんぱくで健康的かつ美味しく仕上げたドライタイプのキャットフードです。

さらに健康に良い「スーパーフード」として注目を集めているアサイーやマルベリー、古くから滋養強壮を促進するとして知られる朝鮮人参など、栄養豊富だが高くて手が出せない食材も配合。猫ちゃんにとって贅沢な食事を、お手軽にお買い求めできるのが特徴です。

また穀物不使用のグレインフリーに加えて、香料・着色料は不使用。さらに人間が食べても問題ない「ヒューマングレード」の原材料を厳選して使用しており、厳密な安全・品質管理がされています。

「完全肉食動物の猫には、動物性原材料が大切です。」「ジャガーキャットフード」は非常にバランスが取れているフードだと思います。」と獣医師のお墨付きも。食べる幸せと健康でいる幸せの両者を追求できた、リッチなキャットフードが、「ジャガーキャットフード」です。

こんな飼い主様・猫ちゃんにおすすめ!
・栄養バランスが良く健康的な食事をさせたい
・チキンまたはサーモンが原材料のキャットフードがいい
・ドライフードの方が管理が楽
・獣医師など専門家からのお墨付きがあれば安心
・なにより食事を美味しく楽しんでほしい

▼詳細はこちら
いつも隣にある贅沢。プレミアムキャットフード『ジャガー』

「GRANDS」グレインフリー無添加キャットフード(ドライ)

GRANDSは、「チキン&サーモン (全年齢用)」「チキン (1歳以上用)」「サーモン(1歳以上用)」の3つの原料から選ぶことができます。いずれも二大原料であることに加えて、穀物不使用のグレインフリーという健康面で非常に優秀です。

1袋の容量が500gにもこだわっており、これは保存料を使用していないため、開封後に酸化や変質してしまうから。裏を返せば、体に悪い成分が入っていないため、劣化するまでに丁度使い切れる量をあえて選んでいる、というこだわりが見て取れます。食べきりサイズということですね。

さらに特筆すべき点は、上記3種類のサンプルを500円のワンコインでお試しできること。しかも送料込み・3袋で300gと大容量。お試しで使ってみて、猫ちゃんに合わない場合は使用を辞める、猫ちゃんが気に入った場合には定期便を利用する、という実験的な活用ができます。

ドライフードなので、主食にも最適。お財布にも、猫ちゃんにも優しいおすすめキャットフードです。

こんな飼い主様・猫ちゃんにおすすめ!
・栄養バランスが良く健康的な食事をさせたい
・チキンまたはサーモンで味を選びたい
・サンプルで猫が気に入るかどうか事前に試したい
・ドライフードの方が管理が楽
・獣医師など専門家からのお墨付きがあれば安心
・なにより食事を美味しく楽しんでほしい

▼詳細はこちら
無添加・無着色・保存料なしのプレミアムキャットフード GRANDS(グランツ)

美味しい食事にはストレスのないトイレ環境も!

猫砂のイメージ

食事とトイレはセットで考えなければなりません。美味しいご飯を食べても、毎日のトイレ環境が憂鬱だと猫ちゃんにとってストレスになってしまいます。

例えば、トイレの際に以下のような行動をしていませんか。

・猫砂ではなくトイレの壁やヘリ、空中をかいている
・壁やヘリに足をかけてトイレをしている
・トイレの後、猫砂をかけずに飛び出してくる

このような行動を毎回している場合は、そのトイレを猫が気に入っていない可能性があります。原因としては、サイズや形などが挙げられますが、猫砂が合っていないことも少なくありません。

無添加の素材にこだわり抜いた猫砂「プーキャット」は、低刺激で猫に優しい天然素材のみを使用。消臭力・吸収力・抗菌性に長けており、ストレスなくトイレができ、かつ帰宅するまでトイレを清潔に保つことが可能です。

また、固まりをトイレに直接流すことができるので、後片付けも楽になります。

食べることの幸福追求と同時に、高品質なトイレ環境も追及してあげましょう。両者が満たされた猫ちゃんは、きっと毎日を幸せに暮らしていけるのではないでしょうか。

いつもの日々を幸福で満たしてくれる、大切な猫のために

そこに存在するだけで、私たちの生活を幸福で満たしてくれる猫。お返しにできることは、猫の幸せである「食べること」を満たしてあげることです。

美味しく、安全で、健康で。これを満たすキャットフードは、そう多くはありません。安さや大容量という点だけにひかれて選ぶのは、できるだけ避けるようにしてあげましょう。

本記事が、飼い主様とその猫ちゃんの幸せを後押しするきっかけになれば、幸いです。

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