えんがわとは?語源は?ヒラメにしかないの?-謎の多いえんがわについて解説

用語
この記事は約3分で読めます。

寿司ネタで人気のある「えんがわ」ですが、その正体を知らない人はたくさんいます。

「えんがわってどの部位のことなのか?」

「えんがわはヒラメにしかないのか?」

こういった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

本記事では、美味しいけど謎の存在であるえんがわについて解説していきます。

スポンサーリンク

えんがわとは

白くてコリコリとした食感であることから、「えんがわ=貝」だと思われがちですが、実はそうではありません。

えんがわとは、背びれと尾びれの付け根にあり、魚のヒレを動かす筋肉のことです。

ヒレは常に動かしているので、その原動力の役割を担うえんがわは身体の中でも頻繁に動いている部位です。そのため非常に筋肉質であることから、コリコリとした食感となっています

また、えんがわは基本的に寿司ネタで使用されることが多く、近年回転寿司チェーンが一気に浸透したことにより、それまで触れる機会が少なかったえんがわが私たちの生活に身近なものとなりました。

えんがわの語源

えんがわは漢字で「縁側」と書きます

これはえんがわが日本の家屋にある「縁側」と見た目が似ていることから命名されたと言われています。

少し単純な命名の仕方と感じますが、たしかに表面のぎざぎざが似ているので納得できます。

おかげで、さばいた時にえんがわがどこを指すのか判断することは容易かもしれません。

えんがわってヒラメにしかないのか?

一般的に「えんがわ」というとヒラメのものを指すことに間違いはありません。

しかし、ヒラメ以外にもえんがわを有している魚はたくさんいます。

例えば、回転寿司チェーンのえんがわは、ヒラメではなくカレイのものを使用していることが多いです。なぜなら、ヒラメのえんがわは希少で高級であるのに対し、カレイのえんがわは流通量が多く安価で仕入れることができるからです。

そのためヒラメのえんがわを使うのはいわゆる回らない寿司屋が多いのが現状で、えんがわに関してはカレイはヒラメの代替魚として認識されています。

他にもタイやカワハギなどもえんがわを有していますが、寿司ネタに使用されることは多くありません。

食感がよく人気が高いえんがわ

えんがわはその食感と味から、幅広い世代から人気が高い部位です。

その正体をこちらの記事で理解していただけたでしょうか。

特にヒラメのえんがわは高級部位として食べる機会は少ないですが、カレイのえんがわでも十分美味しいです。

今後はどの魚のえんがわなのかを想像しながら食べてみると、より一層楽しめると思いますよ。

 

ざっくりポイント
・えんがわとは、背びれと尾びれの付け根にあり、魚のヒレを動かす筋肉のこと
・ヒレを動かす役割を担っているので、筋肉質でコリコリとした食感
・漢字では「縁側」と書き、日本家屋の「縁側」に見た目が似ていることから名付けられた
・えんがわというと一般的にはヒラメのものを指すが、カレイやタイなどの魚もえんがわを持っている
タイトルとURLをコピーしました